勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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344:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 20:36:53.18 ID:KbfSVIxh0
『日暮れ_キャンプ』
今晩の調査は気球を使っての遠隔地だ
物資調達と運搬…そして見取り図の作成が主な任務となる
観測士は器具を持って気球に乗り込め…以上
情報屋「ふぅ…ちょっと休憩ね」
女戦士「遺跡が広すぎて疲れたか」
情報屋「運動不足ね…」
女戦士「しかし全部を調査するのは何日もかかりそうだ」
情報屋「開かずの扉がまだ沢山あるとは思って居なかった…盗賊は寝る暇無さそう」
女戦士「戦士が言うには今日見た光る隕石と同様の物があちらこちらにあるそうだ」
情報屋「いつ動き出すか分からないから少し危険ね」
女戦士「うむ…エネルギーがどうやって供給されているかも不明のまま…あれが爆発しては敵わん」
情報屋「商人は?」
女戦士「例のガラクタを分解している…こちらも謎が多い」
情報屋「そう…」
女戦士「どうしたのだ?」
情報屋「あの遺跡は軍事用だった事がほぼ確定だから意見を聞きたくて」
剣士「僕が代わりに聞くよ?」
情報屋「じゃぁあの光る隕石をどういう目的で保存して居たのか想像できる?」
剣士「保存…なんでだ?」
情報屋「光る隕石が人類を滅ぼしてしまう事は知って居た筈…なのに処分しないで大事に保存している」
女戦士「ふむ…理由がある訳か」
剣士「商人さん風に答えるならこうかな…保存した訳じゃ無くて保存させられた…」
情報屋「どうしてそう思うの?」
剣士「古代人のミイラは武器を持って居たよね?何かと戦って居たんだよ」
女戦士「ふむ…確かに武器を持ってミイラ化するのはおかしい」
情報屋「じゃぁ目的は軍事基地の無力化?」
剣士「僕はそうだと思う…そして敵は車輪の付いた機械さ…あの機械は皆扉の外に居た」
情報屋「この遺跡を守る機械では無かったと…」
剣士「守って居たんだろうけど機械に裏切られた感じじゃないかな…じゃないと生きたままミイラにされた理由が分からない」
情報屋「古代人は最後まで世界中にあるこういう軍事拠点を使って生き延びてた…それを終わらせたのが機械達ね」
剣士「機械は工学三原則で人間を傷つけられない…でも扉を閉めるくらいは出来そうだよ」
情報屋「それでウンディーネ時代は幕を下ろした…辻褄が合うわ…証拠を探さなきゃ」
剣士「この軍事拠点を守っていたという事は人間同士長い事争っていたんじゃないかな…それを機械が終わらせたという見方も出来るね」
情報屋「そういえばキ・カイでも古代の機械の発見場所は遺跡の外側…同じ事が向こうでも起きた様ね」
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