勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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330:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 20:15:31.05 ID:KbfSVIxh0
『キャンプ_建屋』
ゴソゴソ ガリガリ
女戦士「どうだ?年代は推定出来そうか?」
情報屋「ダメね…キ・カイとほぼ同年代だとは思うのだけれど証拠が掴めないわ」
女戦士「その時期の違う国だったのかも知れんな」
情報屋「地上での建築法はこの遺跡が初めてなのよ…キ・カイでは地上部分がすべて失われてるから」
女戦士「この建屋は何に使われていたと思う?」
情報屋「それも全然分からない…住居にしては頑丈すぎるし」
女戦士「上の階はもう行ったか?」
情報屋「全く同じ間取りよ…崩れた何かが有るだけ」
女戦士「書物類が一切見当たらんのは不思議だな」
情報屋「それはその当時羊皮紙類を使って情報伝達していないからだと思うわ…それはキ・カイと同じ」
女戦士「なるほど…エルフも情報伝達は文字を使わんか」
情報屋「この建屋では調査は限界ね…壁の材料を調べるくらいしか…」
女戦士「壁の断面は知りたく無いか?」
情報屋「え?そんな事出来る?」
女戦士「この破壊の剣がな…どうやら何でも切る事が出来る様なのだ」
情報屋「スゴイ!!…じゃぁ一部だけ切り取って欲しい」
女戦士「どの辺りが良い?」
情報屋「入り口の反対側にも出入口を作るのは?」
女戦士「よし…分かった…」スラーン チャキリ
スパ スパ スパ ズズーン
情報屋「スゴイわ…果物を切るみたいに…」
女戦士「ふぅ…普通の剣ではこんな風に切る事は出来ない…まさに破壊の剣だ」スチャ
情報屋「壁の断面…これ石の中に金属が入ってる…どうやって金属を」ゴソゴソ
女戦士「なるほど…これは石の様に見えるがセラミックだ…武器の製法にこういう作り方がある」
情報屋「心材に金属を使ってセラミックで覆う?」
女戦士「そうだ金属より軽く作れて耐熱性…腐食性に優れるのだ」
情報屋「それで4000年以上も形を留めているのね」
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