勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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310:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 19:50:57.09 ID:KbfSVIxh0
『甲板』


ドタドタ


アサシン「…」ビク パチリ

アサシン「ガガガ…喉が焼ける…」ズルズル

女戦士「アサシン!!目を覚ましたな?」

アサシン「どうなって居る?」

女戦士「ワインだ…飲め」クイ

アサシン「むぐ…」ゴクリ

女戦士「どうだ?何十年かぶりに寝た気分は」

アサシン「そうか寝ていたか…夢の中で危うく妖精に三途の川を案内される所だったぞ」

女戦士「三途の川?フフ…渡らずに戻ったか」

アサシン「恋人のイルカに連れ戻されてな…しかし癒された気分だ」

女戦士「そうか良い夢を見られて良かった…立てるか?」グイ

アサシン「風に晒されると体表から水分が奪われて動きにくくなるのだ…そのワインを一本頂く」

女戦士「その調子だと商人も心配だな」

アサシン「見て来い…成仏してるやもしれん」



『船底の荷室』


グググ ギギギー


女戦士「商人!生きているか?」ユサユサ

商人「…」ビク パチ

機械の犬「ワンワン!」パタパタ

商人「僕は…生きているのか?」

女戦士「それは私の台詞だ…あぁ不死者に掛ける言葉では無いか」

商人「ハハなんだ夢か…生き返る夢を見たさ」

女戦士「ワインを飲むか?」

商人「喉渇いてないな…湿気が多いからかな」

女戦士「お前が寝ている間に狭間を脱出した…もう危険は無いぞ」

商人「そうか良かった…それにしても不死者でも寝られるとは思って無かった」

女戦士「気分はどうだ?」

商人「最高だね…夢を見るのがこんなに気分が良いなんて今知ったよ」

女戦士「それは夢幻か?」

商人「きっとそうだね…もっと見たい」

女戦士「安全な時間に毎日笛を吹く様だ…毎日寝られるぞ」

商人「寝るってスゴイな…やる気が湧いて来る…なんだろうこの癒された感じ」

女戦士「よし仕事だ!!洋上にあるおよその狭間の位置が分かった…海図を仕立ててくれ」

商人「分かったよ」スック



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