勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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280:名無しNIPPER[saga]
2021/11/20(土) 19:09:27.68 ID:KbfSVIxh0
『夜_城下』
ワイワイ ガヤガヤ
戦争が終わってセントラルの軍船が入港してくるんだってよ
じゃぁ今晩は終戦祝いの祭りなのか?
理由は聞いて無いがまた例の様に酒と食い物の配給よ…食いそびれんな?
女戦士「フフ…この国は祭りと聞けばすぐに人が集まる」
剣士「盗賊さんがお酒で元セントラル王と勝負するっていうのが事の始まりさ」
女戦士「それで女王が直ぐに手配した訳か」
剣士「うん…近衛侍が一気に動き出してさ」
女戦士「それはな?近衛侍は元セントラル王が膝を着ける所を見たいのだ…」
剣士「なんか楽しみだね」
魔女「勝負はもうついておる…盗賊に酒で勝てる者なぞ居らんわ」
剣士「あれ?女戦士…どうしたのその武器?」
魔女「それは呪われた武器じゃ…時の王が愛用して居ったんじゃろうがどうしても女戦士が使うと言って聞かんのじゃ」
女戦士「これは私が打ち直して使う…呪いなぞはねのけてやる」
魔女「それは破壊の剣という代物じゃ…呪いに支配されぬ様にせねばならんぞ?」
剣士「へぇ?良い剣なんだ?」
女戦士「材質はオリハルコン…お前の刀と同じだ…エンチャントに失敗して呪いが掛かっているのだ」
剣士「オリハルコンってどんなエンチャントが出来る?」
魔女「時空じゃな…量子転移を掛けて時空を切り取れる様にしようとしたのじゃろう」
剣士「へぇスゴイな…」
魔女「成功しておれば伝説の武器になったじゃろうな」
女戦士「単純に武器の性能としては一級品…いやそれ以上…丁度私の手に馴染む重さ」
魔女「呪いさえ無ければのぅ…」
剣士「どんな呪いなの?」
女戦士「稀に夢を見る…その瞬間足が止まる」
剣士「なんだそれだけか」
女戦士「私にはその夢が愛おしい記憶に感じてな…つい見入ってしまう」
魔女「これこれ何度も言うが呪いに支配されてなならぬ」
女戦士「分かって居る…私はこの武器が気に入ったのだ大事に使うさ」
剣士「他にも装備品が色々あったよね?」
魔女「自虐効果の付いた物ばかりでな…不死の体を持つ時の王しか身に着けられん」
女戦士「本当はそれも欲しいのだが流石に体が持たないと思ってな…どうにか呪いが解ければ私が使う」
魔女「無理じゃ!エンチャントは不可逆の変性じゃでもう元には戻らぬ」
女戦士「フフまぁ良い…この破壊の剣で十分だ」
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