勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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268:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 18:51:22.27 ID:KbfSVIxh0
『傍聴席』
魔女「歴史が動いたな?」
アサシン「クックック…セントラルが滅びる瞬間を見たな」
魔女「第3皇子には王の器が無い様じゃ」
アサシン「うむ…しかしあの小僧が公爵と手を組んでいたとは…」
魔女「結果的にはこれで良かったかのぅ」
アサシン「まぁこれで貴族院は第3皇子を擁立する側とそうでない側で又分かれる…終わりだよあの国は」
女王「皆様ご心配をお掛けしました…」ペコリ
魔女「見事じゃたぞよ?真実の鏡には何が映って居ったのじゃ?」
女王「口論する兄と弟…その傍らで公爵では無い他人が薄ら笑いを浮かべていました」
魔女「伝説は本当の様じゃな」
女王「思わず首をはねる指示をしてしまったのを後悔しています」
アサシン「気に病むな…お前に毒を盛った者共なのだ」
女王「実は私にはそんな事を指示できる権力は無いのです」
近衛侍「女王様お気になさらず…私めは指示されて動いたのでは御座いません…勝手に切ってしまい忝い」
商人「女王の権限分与ってさ…良いの?セントラル王に分与しちゃって」
女王「その件でしたら私が王として持って居る権限は畑の管理なのです」
商人「畑?」
女王「権限は既に側近や近衛侍…そして忍びに分与済み…資産といえば畑と地下墓地でしょうか」
商人「アハハな〜んだ殆ど民主化してるのか」
女王「はい…でも畑は全部私の物ですから意外と権力は大きいのですよ?」
商人「食べ物を抑えてる訳ね」
女王「その半分をセントラル王に分与する訳です」
魔女「こりゃセントラル王は忙しくなるじゃろうのぅ」
女王「見て居ましたか?あのような状況でも弟の身を案じていたセントラル王を?」
魔女「うむ…なんというか素直なんじゃろうな」
女王「はい…只ひたすら真っ直ぐな人なのです…悪い人では無いのでご勘弁下さい」
魔女「さて人段落したようじゃし…わらわは書物庫へ戻るとするかのぅ」ノソ
この日セントラル王権は第3皇子へと譲渡され
フィン・イッシュ守備隊は解散する事となった
その大半はセントラルへ帰還する事を拒み
第1皇子を慕う者のみで構成される兵団が構成される
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