勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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168:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 13:43:56.18 ID:KbfSVIxh0
『飛空艇』


シュゴーーーーー バサバサ


進路はこのまま東…丁度中緯度高圧帯に位置するから偏西風に乗って外海を横断する

地図で言うとこの一番大きな海を飛び越えるんだ…補給できる島とかの情報は何も無い

もしかすると左手方向に未踏の地が見えるかも知れない

何か見つけたら行って見よう


盗賊「この飛空艇で大陸横断はどのくらいかかるつもりで居る?」

剣士「狭間に入ったまま飛んで3日かな?」

盗賊「お?えらく早く到着するじゃ無ぇか」

剣士「進路と現在地の確認で狭間に入りっ放しという訳に行かないよ…合わせて1週間はかかると思う」

盗賊「まぁそうだな…偏西風が蛇行してるかもしれんしな」

剣士「あと暖かい洋上だからストームにも注意したい」

盗賊「一週間もこの狭い部屋に閉じこもるのは苦痛だな…」

剣士「うん…途中でうまく島でも見つけられれば良いけど」

ローグ「これ外海飛び越えるのってあっしらが初っすよね?」

盗賊「だろうな?そもそも大陸間を移動できる気球は限られる」

剣士「うん…動力に魔石を使った気球で帆付きじゃないと無理だね」

盗賊「自信はあるな?」

剣士「僕はもう大陸間を一回飛んでるんだ…今回は地図もあるし色々計算してる」

盗賊「戻るのはどう考えてる?」

剣士「もし計算通り横断出来たなら今度は赤道付近の貿易風に乗って戻る…それも一回試したい」

盗賊「ふむ…今後何度も横断する想定か」

剣士「そうだよ…外海が大きすぎるから船での行き来は厳しいと思うんだ」

盗賊「ちっと俺にも飛空艇の操舵を教えてくれぃ」

ローグ「直ぐに覚えるでやんす…これが主翼でこっちが尾翼…」

盗賊「ふむふむ…ちょっとやらせろ」

剣士「僕は書き物をやってるから上手く偏西風に乗せて東に向かって」

盗賊「おう!高度上げるぜ?」グイ


良いっすね…尾翼で角度変えるんすが速度落ちるんで注意して下せぇ

一旦良い風に乗ったら魔石の向き変えて推進力に加えると高度落ちなくなりやす

ほぉぉぉ良く考えてんな…落下の速度を推進に変えてる訳か


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