勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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155:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 13:17:47.52 ID:KbfSVIxh0
『数日後』
チュンチュン ピヨ
盗賊「言われた通り俺の気球は下流の湖に置いて来た…あそこに拠点作るんだな?」
影武者「そうらしい…今ドワーフ達が道を整備しているよ」
盗賊「下流の2キロ圏内がハテノ村って感じか…」
影武者「うん…作物も川沿いで育てる」
盗賊「ポツポツ生えてる大木は目印だな?」
影武者「あれは魔法使いが植えてくれてるんだ…領地の目安だね」
盗賊「まぁドワーフ達は建築が早いわ…あっちゅー間にいろいろ建てやがる」
影武者「すごいよね…開拓に慣れているんだよ」
盗賊「ここは石炭も鉄も豊富だし開拓しやすいのかも知れんな」
影武者「魔術師が2人居るのが大きいよ…木材と食料の調達はあの2人が要さ」
盗賊「今ハテノ村の人口は50くらいか?」
影武者「子供達合わせて60かな…ドワーフも入れると100人くらいさ」
盗賊「下流まで開拓進みゃ200人ぐらいの規模か」
影武者「もっと住めると思う…あの石の建材で作る建屋は2階建てに出来るんだ」
盗賊「じゃぁ倍って事か」
影武者「そうだね…そこまで増えれば立派な街として機能する」
盗賊「ついこの間まで何も無ぇ村だったのにな?」
影武者「フフ楽しみだよね?」
盗賊「うむ…オークもこっちに住みゃ良いのにな?」
影武者「魔法使いはそれも考えて居る様だよ…そうそうハテノ酒…これを村の外に置いて居るんだ」
盗賊「なぬ?オークに献上か?」
影武者「原料が小麦と芋とキノコ…全部オークの好みの食材なのさ」
盗賊「なるほど…友好の酒か…何が返って来るか楽しみだなヌハハ」
影武者「オークが味方だと賊から襲われ難いよね?…それと何がトレード出来るのかも楽しみなんだ」
盗賊「オークといえば牙とか角の類だな…ケバケバの衣装もあるな」
影武者「ドワーフが言ってたんだけどオークが使う武器は特殊な細工がしてあるらしい」
盗賊「細工?あのクソでかい武器に細工?」
影武者「それが知りたいみたい」
盗賊「牙とか仕込んであるだけに見えるがそんな珍しい物か?」
影武者「さぁね?エンチャントでもしてあるのかもね」
盗賊「ほーん…ほんで?今日は俺の仕事は終わりか?」
影武者「子供達が武器の使い方を教えて欲しい様だよ?行って見たら?」
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