【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】
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346: ◆zbOQ645F4s[saga]
2021/11/27(土) 22:59:27.38 ID:2HvOXjB50

ゴゴゴゴゴゴ…

恋鐘「じ、地震〜〜〜〜〜!?」

千雪「ううん、これは地震じゃないわ……あれ!」


千雪さんが指さした方向、岩壁に切り出されたモノクマの顔の一つが激しく振動していた。
この揺れはその地響きといったところなのか、お腹の臓物までグラグラと揺らすその波動がなんとも心地悪くて耐え難い。

その不快な横揺れを耐えきったかと思うと、今度目に飛び込んできたのは……そのモノクマの口から射出されるエスカレーターだった。


果穂「す、すごいですーーーー! 悪の秘密結社の秘密基地みたいですーーーーー!!」

夏葉「驚いたわね……なんて技術力なの……?!」

智代子「か、感心してる場合じゃないよね!?」

透「……あー」

結華「と、とおるん!? 危ないって、そんなノータイムで乗り込んじゃ……!」

透「えっ……でも、行くしかなくない?」

雛菜「雛菜もついてく〜〜〜〜!」

結華「ひ、ひななんまで?!」

摩美々「……多分透たちが正解、学級裁判ってのはこのエスカレーターの先でやるんだろうねー」

にちか「じゃあ、これ乗らなきゃな感じですか……?」

摩美々「多分ねー」


エスカレーターの先を見た。
モノクマを模した岩像の口の中へと伸びているエスカレーター、それに乗ってしまえばまるで自分から捕食されに向かうよう。

きっと、あの中が【学級裁判場】。
その意味では捕食というのもあながち間違いじゃない。
これから私たちはモノクマに殺される人間をみんなで選ぶんだから。
モノクマにとっては私たちの絶望が糧になる……今から始まるのは、そのための晩餐のようなもの。


(……最悪だ)


私たちは次々とエスカレーターに乗り込んだ。
エスカレーターはゆっくりと時間をかけて一人一人を丁寧に丁寧に口の中へと運んでいき……そして最後の一人が無事口の中に収められたその時。

ガシャーン!

地鳴りのような音を立ててエスカレーターを収縮させ、私たちは、次なる旅へと駆り出された。



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