莉嘉「どうしてお姉ちゃんはまだ処女なの?」武内P「」
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◆SbXzuGhlwpak
[sage]
2021/11/14(日) 07:02:41.36 ID:/yDiE7So0
※ ※ ※
武内P「……」
まゆ「……」
武内P「佐久間さんの方から、どうぞ」
まゆ「いえ……本当に話しにくいコトなんです。CPのプロデューサーさんがまゆに話してくれる悩みが大きければまゆも話しやすくなるので、できればそちらからお願いしていいですか」
武内P「これは失礼しました。私のほうから話しをさせていただきます」
まゆ「お互い他言無用、ですね?」
武内P「はい。それでは――城ケ崎さん……ああ、妹の莉嘉さんの方ですね。莉嘉さんが何故かある勘違いをしているのです」
まゆ「莉嘉ちゃんが? 何をでしょう」
武内P「これが不思議な事に、私とお姉さんが両想いであると」
まゆ「……」
武内P「まったく不思議な話です」
まゆ「え?」
武内P「……佐久間さん?」
まゆ「そんなに不思議な話でしょうか?」
武内P「佐久間さんは不思議だとは思わないのですか?」
まゆ「はい。だって莉嘉ちゃんと美嘉ちゃんの共通の知人である男性の中で、二人にとって最も親しい年頃の男性はCPのプロデューサーさんです。他人の恋バナに関心がある莉嘉ちゃんが、二人を結び付けてしまうのはそこまで不思議ではありません」
武内P「な、なるほど……」
まゆ「付け加えれば、莉嘉ちゃんはお姉ちゃん子ですからね。自分の知らない男に大好きなお姉ちゃんを取られたくないという気持ちが、せめて自分が信頼しているCPのプロデューサーさんになら、という心理も働いたかもしれません」
武内P「莉嘉さんが何故このような勘違いをしたのか理解できずに悩んでいましたが……佐久間さんに話して正解でした」
まゆ「あ、正解とはわかりませんよ。あくまでまゆから見て、莉嘉ちゃんがそういう勘違いをしても不思議とは思えないというだけです」
まゆ「……そもそも本当に勘違いなんですか?」
武内P「佐久間さん、からかわないで下さい」
まゆ「ふふ、ごめんなさい。しかしCPのプロデューサーさんの悩みというのは莉嘉ちゃんのコトだけでしょうか? もっと深刻そうに見えたんですけど」
武内P「実は……お姉さんと私が両想い、もとい両片想いの状態が何年も続いていると勘違いした莉嘉さんは業を煮やして、今夜私たちが二人っきりになる状況を用意しているんです」
まゆ「それは……そのコトをCPのプロデューサーさんがご存じというコトは、勘違いした莉嘉ちゃんに発破をかけられたというコトですか?」
武内P「はい。何年もお姉ちゃんを待たせて酷い、今夜はちゃんと覚悟を決めておくようにと言われました。私が心配しているのは、勘違いした莉嘉さんがお姉さんにどのような説明をして、今夜私の部屋に来るように説得しているのかです」
まゆ「そうですねえ。莉嘉ちゃんのコトですから『お姉ちゃん、Pくんが今夜自分の部屋に来るようにだって。覚悟を決めた様子だから期待した方がいいよ☆』という感じでしょうか」
武内P「……やはりそのような形だと思いますよね。そうなると当然、もう担当ではないとはいえ自分に仕事を割り振る事もあるプロデューサーが、職権を乱用して自分にセクハラするのではと不安になっている事でしょう」
まゆ「え?」
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