22: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:19:05.33 ID:q57G2KSm0
かのん「……〜っ」
恋「わぷ……か、かのんさん?」
かのん「……ほんっとかわいいんだからもう……!」
かのん「はー、ふー……うん。頭、触るね?」
恋「ぁ……」
23: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:19:33.08 ID:q57G2KSm0
恋「頭を撫でられるのって、こんなにきもちいいものだったんですね……」
かのん「私は逆に、頭を撫でるのってこんなに幸せだったんだーって思ってるよ」
恋「ふふ。どういうことですか、それ」
かのん「そのままの意味だよ。恋ちゃんがかわいいんだもん」
24: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:20:01.93 ID:q57G2KSm0
かのん「ふふ、嬉しいなぁ。恋ちゃんがこうして甘えてくれるようになって」
恋「これが、甘えるということなのでしょうか」
かのん「きっとそうだよ。恋ちゃんはもうちょっと、普段からわがままを言ってもいいと思うな」
かのん「……ううん。言ってほしい、かな。私には」
恋「……善処は、します」
25: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:20:52.19 ID:q57G2KSm0
恋「その、かわいいと言われるのも嬉しくはあるのですが……えっと……」
恋「出来ることなら、両方欲しいから……なんて……」
恋「やはり、欲張りでしょうか……。ダメ、ですか……?」
26: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:21:29.57 ID:q57G2KSm0
かのん「……ふー」
かのん「恋ちゃん、それ絶対他の人にしちゃダメだからね」
恋「え?」
かのん「恋ちゃんに面と向かってそんなこと言われたら、誰だってすきになっちゃうから。私以外には絶対ダメだからね」
恋「……かのんさんにしか言いませんよ、こんなこと」
27: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:22:15.69 ID:q57G2KSm0
かのん「……あ、そうだ」
恋「……もう、頭を撫でてはくださらないのですか……?」
かのん「違う違うっ。そうだなー……」
かのん「恋ちゃん。私にも、すきって言って?」
28: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:22:55.22 ID:q57G2KSm0
恋「えっと」
恋「……すき……です。かのんさん」
かのん「……ふふ」
恋「ぁ……っ」
29: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:23:42.31 ID:q57G2KSm0
恋「んー……ふぁ……」
かのん「あれ、眠くなっちゃった?」
恋「ふぁい……」
かのん「ふふ、そっか。……このまま寝ちゃってもいいんだよ?」
恋「……そうさせて、もらいます……。あの、かのんさん……」
30: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:24:11.42 ID:q57G2KSm0
恋「……ん」
かのん「……?」
恋「……、……」
かのん「起きた?」
恋「ぁ、かのんさん……」
31: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:24:37.74 ID:q57G2KSm0
恋「次の曲……ですか?」
かのん「最初はそのつもり、だったんだけど……やっぱりやめようかなって」
恋「やめる……?」
かのん「……実は、寝る前の話を思い出しながら書いてたんだ。でも……2人だけの秘密にしておきたいって思っちゃった」
32: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/11/12(金) 18:25:15.20 ID:q57G2KSm0
恋「……これは……私、でしょうか?」
かのん「そう。……教えてくれた恋ちゃんの今までのことと、その変化……思い出した気持ちがこれからの私達の道標になってくれるようにって、書いてみたの」
かのん「Liella!として歌うには、個人的な気持ちばっかりでちょっと恥ずかしいかな……なんて」
恋「……作りませんか?」
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