佐藤和真「ダクネス、お前は座椅子になれ」ダクネス「ざ、座椅子、だと……?」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/25(月) 23:11:08.66 ID:PqpCOutZO
「カズマは甘えん坊さんですね」
「ほんと、カズマさんってば甘ったれよね」
「甘ったれって言うな」

両隣に女を侍らせて、それでいてあくまで自然体なカズマの気が知れない。状況的には私好みのクズ男を体現しているのだが、そこに自分が含まれないことに、なんだか、こう。

「あ、あの、カズマ……私も、その……」
「なんだよダクネス。はっきり言えよ」
「わ、私も、手を……」

近頃秋めいてきたこともあり食器を洗う際に冷えた手を温めて欲しい。しかしカズマは。

「でも手を繋いだら交際なんだろ? もしかしてお前、俺と付き合いたいのか? んん?」
「ち、ちがっ……!?」
「ならダクネスとは手を繋げないな」

酷い男だ。私好みのクズだ。手を繋ぎたい。

「カズマ。意地悪はやめましょうよ」
「そもそもダクネスには効かないわよ」
「わ、私は別に感じてなんか……!」
「たしかに喜んでやがるな。仕方ない」

身体を捩らせて快楽に悶える私を手招いて。

「ダクネス、お前は座椅子になれ」
「ざ、座椅子、だと……?」
「わかったらさっさと俺の後ろに座れ」
「こ、これでいいか……?」

言われるがまま、ソファに座ると叱られた。

「違うだろ! 普通に座ってどうすんだ! 大股広げて俺が座るスペース確保しろよ!」
「お、大股広げて……?」
「あくしろよ」

急かされて大股を広げると空いたスペースにカズマが腰掛けて、そしてもたれてきた。


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