キョン「手、繋ぐか?」涼宮ハルヒ「バカ。調子に乗んなっての」
1- 20
7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/24(日) 00:36:00.31 ID:vG0bMMmYO
「よう、ハルヒ」
「あんた……ずっと待ってたわけ?」

その日の夕方。放課後まで俺は待っていた。
今更どの面下げて教室に戻れば良いのかわからなかったので、校門でハルヒを待った。

「悪かった」

真っ先に謝罪すると、ハルヒは鼻を鳴らし。

「どこがどう悪かったのか言ってみなさい」
「配慮が足りなかった。そこは素直に謝る」
「それで?」

何か言いたいことがあるんでしょ? と促してくれるハルヒは将来良い上司になるだろう。

「その上で、言わせてくれ」
「言ってみなさいよ」
「俺は、お前に気を遣って欲しくなかった」

勇気なんざ必要ない。俺は言うべき事を言った。それくらいの信頼関係はある筈だから。

「私も……悪かったわよ」
「ハルヒ……」

俺は思わず愕然としてしまった。何故なら。
あのハルヒが。涼宮ハルヒが謝罪したのだ。
するとハルヒは何故か赤面して顔を逸らし。

「だって……見られたくなかったんだもん」
「なにを?」
「私の……ウンスジ」
「フハッ!」

申し訳ない。この愉悦だけは、赦してくれ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
9Res/9.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice