奏「CPのプロデューサーさんってチャーミングよね」文香「……ダメですよ」
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31: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/10/16(土) 21:09:58.27 ID:UKU7eEeE0
タタタタタタタタタッ


武内P「ん……?」

文香「に、兄さま……ぁ……っ」

武内P「鷺沢さん? 息が切れるほど走って、何かありましたか?」

文香「……申し訳……あり、ません……兄さま。私が……私がもっと早く勇気を出せたら……こんなコトには……」

武内P「……鷺沢さん、一度落ち着きましょう。何か思いつめているように見えます」

文香「お、落ち着くわけにはいきません。落ち着いたら――――もう二度と、こんな勇気は出せません」

武内P「え……?」

文香「兄さまの間違った風聞を正すには、もうこれしか――――いえ、これ以外にもあるかもしれません。兄さまのためという大義に乗じて、このようなマネをする私をどうか許してください」

武内P「鷺沢さん、いったい何が―――――――ッ!!?」


ズキュウウゥン!!


武内P「……ッ」


――再三に渡る“積極的になれ”という忠告。

――口づけを連想せざるを得ない相手との長時間の会話。

――兄さまと慕う武内Pに迫る予想外の危機。


チュウッ


武内P「……!?」


チュ、チュルウウウウゥ、チュッ


武内P「……!!?」


――それらが一つに結び付き、文香を突き動かした!

――白昼の廊下で!! 口づけを!!


文香「んっ……兄さま……兄さま!」

武内P「」


ザワ、ザワザワ


 こうして武内Pの同性愛疑惑は否定され、貞操は安全になった――――――――――わけではなかった。


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