安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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637: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/11/04(木) 22:22:12.01 ID:gJm5id3OO
電脳アドバイザー「お待ち下さい、爆撃男様」

爆撃男の胸元から、声が聞こえる。どうやら彼が首にぶら下げているタブレットから聞こえるようだ。

爆撃男「電アド……! だけどよォ……!」

電脳アドバイザー「確かに、貴方様の言う通り、我々の存在を漏らした人間は殺害した方が合理的です」

電脳アドバイザー「しかし、今回は事情が違うと考えます。先ずは、話を聞くべきです。そして、再三言っておりますが、私の通称は電脳アドバイザーです」

爆撃男「ゴチャゴチャうるせェんだよ! 簡単に言ってくれ!」

電脳アドバイザー「黙って立っていて下さい」

爆撃男「オレに命令すんじゃねェ!!」

電脳アドバイザー「命令ではありません。それが最善の行動であるだけです」

爆撃男「……チッ!! わーったよ!! 立ってりゃいいんだろ!!」

激しく舌打ちをすると、爆撃男は腕を組み、仏頂面で立ったまま動かなくなった。電脳アドバイザーなる人物の指示には、ある程度従うようだ。

電脳アドバイザー「タブレットの前で腕を組まないで下さい。何も見えません」

爆撃男「あぁん!!?」

ライオネル(……何て面倒な人物なんだ……)


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