安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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604: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/30(土) 15:51:50.83 ID:yyxrBtVzO
ライオネル「そうですねぇ……ここでは魔法を解いて話しましょうか」バキキ……
そう言うと、ライオネルは自身の顔に手を当て、ゆっくりと『偽装』を外した。
アルカンレティア国王「……!? き、君は……!」
ライオネル「改めまして……『大国』北部軍閥幹部のライオネル・ヒューマンです。以後お見知り置きを……」
アルカンレティア国王「やはり……『大国』の……! という事は……!!」
ライオネル「ああ、安心して大丈夫ですよ。別に私はアルカンレティアを軍閥の支配下に置こうなどとは思っていません。そもそも、私がここにいるのは私の個人行動ですから、軍閥には知らせてませんよ」
アルカンレティア国王「何だって……? しかし、それでは何故……」
ライオネル「まぁ……成り行きですかね?」
アルカンレティア国王「どんな成り行きだねそれは!?」
ライオネル「いいじゃないですか、細かい事は。大切なのは、私とその部下がこの国を救ったという事実です」
ライオネル「その事実を、然るべきタイミングにあなたの口から発表してほしいのです」
アルカンレティア国王「然るべき……? 君は、一体何を……」
ギール「? ライオネルさん、それって俺達が今からする事に何か関係あるんですか?」
ライオネル「……ふむ、そうだね……一応きちんと説明しておいた方が良いか。国王はもとより、君にもね」
ライオネル「僕は、軍閥のトップになりたいんだよ」
ギール「……? はぁ……」
ライオネル「……そうか、ギール君ではイマイチピンと来ないよねぇ……」
アルカンレティア国王「ら、ライオネル君……それは……」
アルカンレティア国王「この私に……アルカンレティア国王として、君を推薦しろと言うのか……!?」
ライオネル「その通りです!」
ライオネル「今の軍閥トップ……ディーヴァ・ラウスを引き摺り下ろすのは簡単ではないのでねぇ。彼女の弱味を見つけるより、僕の価値を上げた方が良いんですよ」
ライオネル(フレイヤ王国での革命だって、そのためにするのだからねぇ!)
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