真希波・マリ・イラストリアス「あーあと30歳若かったらなぁ!!」碇シンジ「えっ?」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/05(火) 23:37:49.06 ID:IKZD7REdO
「もしかして、マリさんも誰かにエヴァに乗るように強制されているんですか?」
「いいや。そんなことはないよ」

むしろ乗りたくても乗せて貰えない期間が長過ぎたせいで2学期からの転校生みたいな立場にならざるを得なかったわけで。とほほ。

「じゃあ、アスカみたいにエヴァに乗って使徒を殲滅することに自分の存在意義を見出しているとか?」
「存在意義なんて難しい言葉を子供が使うもんじゃないよ。子供のうちから自分の存在意義を何かに求めるなんて、可哀想じゃん」

そう諭すも、いまいちピンと来ない様子。
言ってもわからないか。その虚しさなんて。
肯定して貰えない子供の辛さや、痛みを。

「姫がそうしたいならそうすればいいし、君がNERVのワンコくんとして飼い主の命令に従いたいならそうすればいい」
「マリさんは傍観者、なんですか……?」
「うんにゃ。違うよ。私は保護者代わり」

この赤く染まった地平線をどれだけ探し回っても存在しない彼らの保護者。他に誰もやらないのなら、私がそれをしようと思った。


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