【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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901:名無しNIPPER[saga]
2022/02/08(火) 21:19:38.21 ID:SoPeP1pq0
そんな時、一通のメッセージが届いていた事に気づいた。

『下で何が起きてるかは分かりませんが、念のために先程伝えられなかったことを伝えておきます。貴方の家族は私の信頼できる部下が安全なところに移動させました』

「ら、ライさん!?なんで...」

続きにはこう書いてある。

『貴方がガザレムで民間人を助けたと聞きました。力があるのだから目の前の人間を助ける。...それはきっと、私がやりたかったけどできなかった事です。そして何より...そこには私の家族もいました。貴方の味方になるわけではありません。ですがお礼、いや、貴方の信念に敬意を表して、貴方の家族の安全は私が保証します』

メッセージはそれで終わっていた。

自分の行いはやはり無駄ではなかったと、その事を誇りに思いながらカズミは顔を上げた。

「ゼウスさん、私はエヴァを守ります」

「そうか、それ程までに...なら、私から言うべきことはない」

『ふむ。さて、イヴ、貴方は?』

「私は...唯一私に手を差し伸べてくれたゼウスを助ける。それだけ」

『成程。ノアは?』

「正直、ボクはなんでもいいよ。何にも興味はないから」

『ほうほう。この差はいったいどうして......まあ、いいでしょう。では私は運命を受け入れるのみです』

エデンがそう呟くと、ようやく身動きが取れるようになった。突然の出来事でみな意表をつかれたが、それぞれがすぐに行動に移った。

アトラスは全武装をエデンに向け、惑星殺しを完遂する腹積りだ。

ADMはそれを阻止しようと動いたが、ヘルミラーとその他のPEMに道を遮られる。

「この数は...!」

両者は互いに睨み合ったまま動かない。

(早くしないとエデンさんが...!)


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