【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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名無しNIPPER
[saga]
2022/01/22(土) 21:11:37.71 ID:Ue2MZXXh0
1 助けに行く
「確かに私には絶対に守りたい子がいる」
そう、自分の意思で入った訳じゃなかったけど、一緒に過ごしてきた人たちを裏切ってでも。
「分かってるよ。だから──」
「でもそれはお姉ちゃんを見捨てる理由にはならないよ」
「カズミ...」
もちろんエヴァのことは必ず守る。しかしエヴァの事を守った上で、せめて自分の手の届く範囲にいる人だけでもいいから守りたい。
それがカズミの導き出した信念だった。
「...カズミがそうしたいのなら、もう言うことはない。そうと決まればすぐにでも来てくれ。首都の国立図書館で待ってるから」
「分かった、すぐ行くね!」
カズミは電話を切ると両親、そしてエヴァに話の内容を伝えた。
「べつにいーよー」
カズミの母親の手によって綺麗になった髪を撫でながら、エヴァはいつもの調子で答えた。そして父親と母親が口を開く。
「...行ってこい」
「あら、そんな淡白な言い方をしなくても。あの娘を迎えに行く為にあなたがずっとあのPEMを動かせないか試してたの、知ってますからね?」
「い、言わなくていい!」
3人の言葉を聞いてカズミは頷いた。
「じゃあ、行ってきます!」
カズミは両親に一礼すると、エヴァに手を差し出した。
「それじゃあ行こう、エヴァ!」
「うん!」
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