【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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名無しNIPPER
[saga]
2021/10/09(土) 23:22:34.10 ID:aP1snpjV0
「はぁ〜、正直まだ実感がないや...」
すると突然部屋の扉が開いて、エヴァが入ってきた。
「やっほ、お姉さん」
「エヴァ!元気そうで良かった...って、何それ?」
エヴァの首には首輪のようなものがついていた。
「勝手にADMを動かしたばつだって。あの子の近くに行ったら大きな音がなって、わかっちゃうんだって」
「そ、そう。で、どうしたの?」
「お姉さんにひとこと言いにきたの」
「そっか」
「うん。あのね、あの子を動かせたのはお姉さんだけなの。だから、きっとエヴァとお姉さんは運命の相手なんだ」
カズミの表情が綻ぶ。運命の相手なんていかにも子供らしい。ADMに乗ったとき、エヴァは取り乱すこともなかったが、今の姿を見るとやっぱりまだ幼い少女だ。
「だからこれからよろしくね!」
カズミはベッドから起き上がり、エヴァと目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。
「もちろん!」
「あ、それともう一つ言いたいことがあるの」
エヴァは両手を後ろで組んでモジモジと告げた。
「ほら、言ってごらん」
「たよりないお姉さんはエヴァが守ってあげるから安心してね!じゃあね!」
「...え」
そう告げられたカズミは石のように固まってしまい、部屋から出て行くエヴァを見ていることしかできなかった。
「頼りない...か。結構グサっときたな〜...いや、ダメダメ!落ち込んでないで頑張らないと!」
カズミは書類にサインした時のことを思い出す。何もかも失った自分だけど、せめてエヴァだけは守ろうと決めた覚悟を。
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