【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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名無しNIPPER
[saga]
2021/11/21(日) 21:32:45.77 ID:hq7+pM2+0
「くらいねー」
「うん...」
電気系統が生きているはずもなく、船内は真っ暗であった。
カズミはヘッドライトを起動し、エヴァの手を引っ張りながら進んでいく。
水中には様々なものが浮かんでいた。筆記用具やオフィス用品のような物から、娯楽の為の本や漫画、家族写真、そして人骨も。
「...」
カズミはエヴァの様子を窺ったが、特に怖がってもいないようだ。むしろ初めて見る人骨に興味津々と言ったところだ。
しばらく進むと2人は開けた空間に出た。
「ここでごはんをたべてたのかな?」
エヴァの言う通り食器やトレーが水中を漂っている。
「多分ね。それにしても広すぎるよ...。アダムが何か見つけてないかな?」
カズミはアダムに通信を試みる。
「やあ、カズミ、通信は良好だよ。何か見つけたかい?」
「何も。アダムは?」
「少し面白いものがね。どうやら一部の区画にはまだ電気が通ってるみたいだよ。取り敢えずそこを目指したらどうかな?」
「わかった。で、それは何処?」
「どうやら下層部に位置してるみたいだよ」
それを聞いたカズミは下に目線をやった。そこには沈没の途中に破損したのだろうか、複数の階層にまたがった大きな穴が空いていた。
「それじゃあ、下に行くよ」
そう言ってカズミは通信を切るとエヴァと共に、まるで何かの口のような穴へと降りていった。
2人は暗闇の中を進みながら、いくつかの部屋や扉を通過していった。
そしてまた一つの扉を抜けると、そこには小さな空間が待っていた。
すると突然通ってきた扉が閉じたかと思うと、異様な音が聞こえてきた。
「エヴァ、捕まって!」
「うん」
カズミの警戒に反して悪い事は起きず、ただ水が部屋から排出されていくだけだった。
「成程、エアロックって訳か。ということはつまりここが電気が生きてる場所だね」
「ヘルメットとっていい?」
「駄目。何があるか分からないからね」
「はーい」
そして2人は扉を開けて奥へと進んだが、室内の様子が先ほどまでとは少し変わっている。まるで研究施設のようだ。
「これなら探し物も期待できそう、かな?」
2人が捜索中に見つけたものは?(PEMや兵器、日記や資料などの文献など。それ以外でも可)
↓3まででコンマの値が1番高いもの
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