【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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317:名無しNIPPER[saga]
2021/10/28(木) 22:44:40.06 ID:GlqIC2UX0
ゼウスの話を聞いてカズミにも色々思うところがないではなかったが、それよりもただエヴァのことが気になった。そしてエヴァのことを考えている内に眠りに落ちていた。

「これがADMのパイロット?」

「そう、らしい...」

カズミは少年と少女の声で目を覚ました。いつのまにか目隠しは外されていたらしく、透き通った水のような髪色の少年と、銀に輝く髪にルビーのような瞳の少女がいた。
見た目からして少年はエヴァと同じくらい、少女はカズミと同じくらいの年齢だろう

「あっ、起きたよ、イヴ」

「見れば分かる」

「...あの、君たちは?」

カズミの言葉を聞いて最初に返事をしたのは男の子の方だった。

「ボクはノア」

「...イヴ」

「君たちもガーディアンオブエデン...?」

「そうだよー」

こんな小さい子供もメンバーだということにカズミは驚きを隠せなかった。

「...相手が子供でも、話すことは何もないよ」

「別にいい。話に来たわけじゃない。ただ見にきた、私と同じパイロットを」

「同じ...もしかして君があの黒いADMの?」

「ADMじゃない。ヘルミラー」

そう答えたイヴの声色は少し不機嫌なように聞こえた。

「でも分かった。あなたは私の足下にも及ばない」

「な、何おうっ!」

「確かにね〜。これじゃエヴァ姉ちゃんが可哀想だよ」

「はあっ!?」

カズミの耳がおかしくなければ、ノアと名乗った少年はエヴァ姉ちゃんと口に出した。

(まさかエヴァの弟...なの!?)

「ちょ、ちょっとどういう──」

カズミが全てを言い終える前にイヴは目隠しを被せてきた。

そして2人は背後から聞こえて来るカズミの数々の質問を無視して部屋から出て行った。

「何がどうなってるの!?」

彼女の問いかけに答えるものは誰もおらず、寂しく空間にこだまするだけだった。
そして色々な事を考えているうちにカズミは再び眠りに落ちた。

少ししか進んでませんが今日はここまで。


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