【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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220:名無しNIPPER[saga]
2021/10/20(水) 20:33:39.80 ID:Prl/DTUc0
「三段アイスを一緒に食べればええんや、って言ってたな〜」

しかし問題が一つある。

「でもここの食堂に三段アイスなんてないんだよな〜」

アイス自体は売っているので頼めば3段にしてくれるかもしれないが、正直言ってここのアイスは余り美味しくない。

「やっぱり折角なら美味しいのを食べさせてあげたいよね。となると街に繰り出さないといけないけど...」

という訳でカズミはシエラ=レオネに外出許可をもらえるか聞きにいくことにした。

「外出許可?構わんぞ」

机の上に置かれた膨大な量の書類を処理しながらシエラ=レオネは答えた。

「え!」

シエラ=レオネは書類に視線を落としたまま口を開く。

「何だ?」

「こんなあっさり許可を頂けるとは思っていなかったので...」

「職員の士気の維持は重要だからな。それに...エヴァの為だろう?」

「わ、分かりますか?」

「まあな。だが...」

シエラ=レオネはじろじろとカズミの顔を眺める。

「万が一知り合いに会っても揉み消せるから大丈夫だが、それでも軽く変装くらいはしていけ」

(揉み消すって...)

そう言って椅子から立ち上がりカズミに近づくと彼女の髪をいじり始めた。

「あ、あの...」

シエラ=レオネは慣れた手つきでカズミの髪型をサイドテールにした。

「これでいいだろう。あとはサングラスでもかけておけ。以上だ」

「は、はい」

有無を言わせぬシエラ=レオネの態度に気圧されて、カズミは大人しく部屋を出てそのままエヴァの元へ向かった。


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