【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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180:名無しNIPPER[saga]
2021/10/15(金) 00:16:22.08 ID:5ypYS24d0
38+10=48 バーネット−1

バズーカを放った後、バーネットはバンカープレートが威力を発揮する近接戦に持ち込もうとADMに接近しようとしていた。勿論カズミは射撃しながら後退する。

しかしダートのホバーの機動力は流石と言ったもので、あっという間に両者の距離が縮まっていく。

「こうなったらもう一回ジャンプを...!」

「駄目だ、バーネットはそこまで甘い奴じゃないよ」

「うっ...」

カズミははっきり言って窮地に陥っていた。この距離では滑空を試みてもバズーカで撃ち落とされるのが関の山だ。かといって近距離戦の分は圧倒的にダートにある。

「こんのっー!!」

半ばヤケになりながらレーザーを乱射するカズミだったが、ここで勝利の女神がカズミに微笑んだ。レーザーの1発がたまたまバズーカを持っていた左手に直撃したのだ。

「運のいい...だが、近づけばっ!」

バーネットは空に逃げられる前にADMをバンカープレートの有効射程に収めようと一気に出力を上げる。

「うう、まずいっ!」

「これで終わりだ、後輩」

バーネットがトリガーを引く。

が、何も起きなかった。

「何!?」

インターフェースに浮かび上がるエラーの文字がバーネットの視界に入ってきた。

先程ADMからもらった右肩への一撃に加え、無茶な出力の上昇で右手部分の駆動系がイカれてしまったようだ。

「よ、よく分かんないけど、この勝負は頂きますよ、先輩!」

ADMのライフルから放たれたレーザーがダートの胴体を貫くのと同時に、信号弾が打ち上げられて模擬戦が終了した。


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