161: ◆T3wZhmz5ZM[saga]
2021/09/25(土) 23:29:33.21 ID:GiRcrppVo
京太郎「久さん、すいません。付き合ってもらっちゃって…」
久「いいのよ、それで言いたいことって?」
京太郎「久さん、好きです!!」
久「えっ?」
京太郎「俺、須賀京太郎は久さんのことが好きです。付き合ってください!!」
久「…じょ、冗談を言うのはやめてよ、もう」
京太郎「何言ってるんですか?冗談なんかじゃなくて俺は…」
久「やめて!!」
京太郎「!!」
久「…私はあなたにそんなこと言われていい人間じゃない」
京太郎「…どういうことですか?」
久「私は自分のインターハイ制覇っていう夢のために、麻雀が好きだったあなたをないがしろにしたのよ。」
京太郎「…」
久「あなたを犠牲にするのを良しとしたのは私なの。そのせいであなたは学校内で変な噂を流されたりした。私はそれを止めることもしなかった」
京太郎「でも、大会が終わったら俺を各校に派遣して強くしてくれたじゃないですか」
久「それだって私の自己満足。あなたに部をやめてほしくなかっただけ。そんな自分勝手な女なのよ」
京太郎「…久さん、なんで俺が文句一つ言わずにサポートにまわったと思います?」
久「それは…」
京太郎「俺は久さんに夢を叶えて欲しかったんです。そして、久さんは夢を叶えてくれた。俺は犠牲になんかなってないんです」
久「須賀くん…」
京太郎「そして、夢を叶えた後は俺のことを考えて、行動してくれた…。あなたはひどい人なんかじゃないです。とても素敵な女性です」
久「…」
京太郎「もう一度、言います。俺と付き合ってください!!」
久「私なんか…」
京太郎「なんかじゃないです!!久さんがいいんです。俺は久さんが好きなんです!!」
久「…」
久「…な、なら…」
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