イレイナ「サヤさん達とお仕事ですか」フラン「はい、そうですよ」
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8:名無しNIPPER
2021/09/22(水) 19:16:49.58 ID:KOvdBE010
途中、階段には、濃い赤色のカーペットが敷いてあり、壁には、夕焼けに染まった湖の絵が飾ってありました。

それは、季節が秋であることを伝えているかのようでした。

部屋の中で私は言いました。

「こんな旅館にいると、つい仕事で来たことを忘れてしまいそうになりますね」

「そうですね。でも、ぼくたちは仕事で来たんですから、ちゃんと仕事に集中しないといけませんよ」

サヤさんは凛々しい顔でそう言いました。

おや、サヤさん。朝と違ってやけに気合が入ってますね。

「そりゃあぼくも宿で働いていたことがありますから、
旅館にいると、しっかり仕事をしないといけないなー、という気がするんです」

職業的経験からでしょうか? とサヤさんは言います。

なるほど…。たしかに、私が初めてサヤさんが居た宿に泊まったときは、サヤさんは受付をしていました。

私は荷物を置き、やけに手際のよいサヤさんにならうように、部屋の段取りを済ませていきました。


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