イレイナ「サヤさん達とお仕事ですか」フラン「はい、そうですよ」
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16:名無しNIPPER
2021/09/30(木) 21:54:56.64 ID:YD4fwnDP0
次の日、会場の設営をしながら、私は旅館のなかを観察していました。

そこは旅館のメインホールで、私はすっかり探偵になった気分でいました。

「おやおや? ここに生けてあるお花はどれも外にあったお花じゃないですか、モミジの枝葉もついていますね」

「そうだよ嬢ちゃん」と、近くにいた作業員さんが言いました。

またあるところでは、掃除をしながら私は落ちた貝殻を拾っていました。

そこは、夜の花火が予定されている砂浜でした。

「うーん。この貝殻はとても大きいですね」

「それは、うちの旅館でも有名な貝だよ」

近くにいた掃除員さんが言いました。

他にも、ほうきで飛びながら、旅館の屋根の頂上部に、満月のように模様付けされた丸い飾りがあるのを見たり、

よく見たら、部屋によってカーテンの色が微妙に違っていたり、

オーナーさんの思い出ともいえる装飾ひとつひとつを、私は目の当たりにしていきました。


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