イレイナ「サヤさん達とお仕事ですか」フラン「はい、そうですよ」
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12:名無しNIPPER
2021/09/26(日) 21:22:14.55 ID:MtTPmeyj0
旅館に来る前は、旅行にもなるかもしれないと思ってわくわくしていたのですが、

思った以上にサヤさんたちは、退任セレモニーに向けての仕事に集中しているようで、私は、旅行気分ではなくなってしまったのかもしれません。

というより、本来は仕事に専念すべきなのでしょう。

「私は仕事で来たのですから、あまりこの旅館のことには目を向けずに、仕事に専念しようと思います」

そう言うと、おやおや勿体ないとフラン先生は眉をひそめました。

「どうしたんですか、イレイナ。旅館に来る前はここに来ることを楽しみにしていたように見えましたが…もしかしてイレイナ、緊張しているのですか?」

そう言われて私はふっと吹き出しました。

フラン先生はわざとらしく眉をひそめていて、少し子馬鹿にされたようにも感じましたが、しかし、フラン先生。

確かにこの旅館は広いとはいえ、そうではありませんよ。

私は少し眉をしかめて笑みをつくって見せます。

「緊張などとはフラン先生。そんなわけないじゃないですか」

「でも、今なんか緊張していましたよね」

「していません」

いったい私は何に気をもんでいたのでしょうか。

考えていたことがどこかへ飛んで行ってしまいました。


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