606: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/12/01(水) 23:08:14.20 ID:GSnRKpMv0
確か、1位を取れば300クラスポイントと200万プライベートポイントだったか。非常に魅力的で、喉から手が出るほど欲しいと感じる生徒も多いはず。
「運動部との対決、中間テスト、そしてOAAの評価を見ればお前が優勝候補だってことは誰にでも分かる。もし本気で1位を取りに行こうとするのであれば……」
「止めますか? 先輩のクラスが化野先輩の居るAクラスに勝つために」
「いや、止めない。むしろ1位を取って欲しいと思っている。あいつのクラスに1位を取らせたら、それこそどうしようもなくなる」
化野先輩が率いる2年Aクラスと新汰先輩が率いる2年Bクラスのポイント差は121ポイントだったはず。次の試験でどちらかが1位を取れば、その差は逆転するか大きく引き離されるか。
もしBクラスが勝てば逆転となるけれど、その筋を潰して欲しいと先輩は言う。
「で、どうなんだ実際のところ。前に乙葉先輩が聞いてきただろ。もし無人島生活をするとして、上手く過ごしていけるかどうか」
5月30日の生徒会室にて、確かにそう聞かれた。
あのときは謙虚な姿勢も保ちつつ、やんわりと否定していた気がするけれど、実際は自信満々だった。
試験の概要が発表された今、それはほとんど確信も同然。きっとわたしなら誰よりも早く目的地まで走れるし、学科テストでもビーチフラッグでも1位を取って、その先の総合優勝を狙えると思う。
問題は、そのやる気があるかどうか。
1人で挑んでクラスに貢献するか、誰かと一緒に7日間を過ごしてその人がペナルティを受ける可能性をほぼゼロにするか。
本当は試験の本告知があってから決めようと思っていたけれど……どうしようかな。
【安価です。次の無人島試験の方針。
1.1人で優勝を狙いに行く
2.他の誰かと一緒に試験に挑む
ここでの選択肢が最終の方針になります。
1を選んだとき、実際1位を取れるかはコンマ判定にもよりますが、そこそこの確率で1位を取れます。
下1でお願いします。】
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