220: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/19(日) 18:17:34.36 ID:wv2ppvvR0
◇◇◇
生徒会室には一年BクラスとCクラスの担任の先生が顔を突き合わせていた。
錦山先輩は生徒会長の席に腰をかけ、話を聞いている。乙葉先輩や内山先輩も真剣な表情でその様子を見守っていた。
「つきましては本人が望んでいる以上、退学にするしかないというのが学校側の対応です」
「そうですね。妥当…ではないと思いますが、本人の希望であれば仕方がありません」
話は終盤だったのか、その二言だけ聞き届けて先生が立ち上がる。わたしと神宮くんは生徒会室の扉を開けて見送る。
扉を閉めた直後、緊迫していた生徒会が弛緩する。
「はぁ……。まーた面倒ごとを持ち込みやがって」
「ほんとだよねー。Bクラスって疫病神みたいな?」
Bクラスが起こした問題は今回が初めてではないらしい。わたしと神宮くんが知らない間に、何かが起きていたようだ。
「天音と紫苑は気にするな。今回は本人の希望でさっさとケリがつきそうだ」
そう言われても納得は出来ないが、頷くことしか出来ない。前回の一件すら省かれていたのだから、首を突っ込む余地はないだろう。
一年Bクラス。辻堂くんという生徒が率いるクラスは、今後わたし達Dクラスの前にも大きく立ち塞がってくるかもしれない。
【週末の自由行動です。
1.ケヤキモールへ
2.人と会う
1.早見有紗(前の席の女子生徒)
2.宮野真依(クラスをまとめる水泳部の女子生徒)
3.一之宮重孝(全国模試2位の男子生徒)
4.一色颯(クラスをまとめる男子生徒)
5.神宮紫苑(同級生の生徒会役員)
6..花菱乙葉(信頼のできる生徒会役員)
7..如月深雪(信頼のできる生徒会役員)
3.寮で本を読む
4.学校へ
下1でお願いします。】
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