210: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/19(日) 14:01:52.22 ID:wv2ppvvR0
◇◇◇
競泳100メートルを最大3回行い、2回勝った方が勝者として奢りの恩恵を受けられるというルールになった。
勝敗を決するには良いルールだと思う反面、水泳部との直接対決となれば飛び込みや50メートル地点でのターンなどの技術力も勝敗に大きく関わってくる。つまりハンデがそれなりに大きくなければ勝ち目は薄いだろう。
「で、ハンデについてだが─────」
水泳部の部長である麻倉舞香先輩が錦山先輩に提案しようとしたところで、
「ハンデは要らない。ウチには超絶優秀な新人が入ってきたからな。ユキとアイツで2回の勝ちは取れる」
「あのDクラスのヤツか。なかなか傾奇者だな、貴様も」
ジッと頭から爪先まで舐められるような視線で見られると、わたしは一歩後退りをしてしまう。
「噂には聞いていたが、とてもそうは見えないな」
「まぁやってみろって。お前がアイツとぶつかっても良い。なんであれ勝つのは俺たちだ」
「大した自信だな。で、選出は?」
「新汰、ユキ、天音だ」
「承知した。こちらからも男子生徒1人、女子生徒2人で対決と行こう」
以上で、生徒会長と水泳部部長の会合は終わる。
わたしが泳ぐのは確定のようだった。
数時間前の授業に続いて、まさか1日に2回も水着を着ることになるとは思わなかった。
まぁ、やるからには勝とう。数時間後にはなんの憂いもなく焼肉を食べられることを願って。
【安価で試合結果を決めます。
天音の身体能力もあるため高確率で勝利です。
4・8:水泳部勝ち
それ以外:生徒会勝ち
※ゾロ目の場合も生徒会勝ちとなります
下1のコンマ1桁でお願いします。】
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