161: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/13(月) 22:06:47.66 ID:t1CcS+Yh0
静かになった生徒会室で、錦山先輩は切り出す。
「悪いな、いつもこんな感じで騒がしいんだ」
「いえ、とても楽しくて良いところだと思います」
「そう言って貰えると助かる。で、さっきの話なんだが、アレは割と本気だ。生徒会と部活動の所属は両立できない。もし部活をやりたいなら、生徒会はナシだ。そこは曲げれない。まぁ暇なときに練習付き合うくらいなら構わないけどな」
錦山先輩の目は本気だった。
生徒会か…。
中学生の頃はあまり興味なかったけれど、こうして直に誘われると断りづらいという思いと同時に、興味も湧いてくる。
「仕事内容としてはそこらの学校と大差ない。ただ、この学校独自のアレに触れる機会があるくらいか。一年はまだアレをやってないから、それについては言えない。だが、きっと楽しいものではあると思う」
職務の一環として、学校独自のアレに携われる。
そう言われてもアレの実態が分からない以上、興味が惹かれるかと聞かれれば微妙なところだ。
「あと一応言っておくと、空いているのは書記と会計の二つ。さらに言うと、Aクラスの神宮くんとCクラスの立石くんは昨日ここに来たよ。生徒会に入りたいって」
「だが、二人には回答を待ってもらっている。俺たちの意思としては、天音を引き入れたいからな。ここだけの話、遅かれ早かれ誘うつもりだった。それに類稀な運動神経は全校に広まった。これでお膳立ては充分だろう?」
生徒会か。
おそらく生徒会の一員になることで、クラスメイトや他クラスの生徒がわたしを見る目が大きく変わることはよ予想される。それが羨望の眼差しか、警戒の眼差しか。どちらにせよ目立つことは避けられないだろう。
【多数決安価です。
1.生徒会に入る
2.生徒会に入らない
3.週末まで保留(土曜日まであと3日)
今後のことが大きく変わってくるため多数家とします。先に2票入ったものを採用します。】
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