【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」ターボ「3スレ目だ!」【安価】
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28: ◆FaqptSLluw[saga]
2021/09/05(日) 18:31:04.20 ID:v2+k5mIX0

「……良い夢は見れましたか」
「シンボリルドルフ、君は一体――」
「”あちら”で何があったかはわかりません。ただ、その様子だと……手段を得られたようですね」


 視線の先に映るシンボリルドルフは、小さく微笑んだ。

 ……こうしてみると、あちらで出会ったシンボリルドルフとは表情が随分と違う。

 あちらは……何というか、とても悲しげで、儚いものだった。


「詳しい説明が必要ですか」
「……頼んでいいか」


 俺がそう言えば、シンボリルドルフは静かに頷く。

 さら、と。細い指が俺の髪を撫でて――ふと、今の状況に考えが及んだ。

 そういえば、森の真っただ中にこんな柔らかい枕があっただろうか。

 ついでに言えば――何故シンボリルドルフの顔が、空を仰いでいるはずの俺の正面にあるのか。

 そして気付く。端的に言えば俺は――彼女に膝枕をされていた。


「……すまん、今気づいた」
「いえ、気にしないでください。私がそうしたくて、そうしたんですから」


 俺が立ち上がれば、シンボリルドルフは少しだけ残念そうに耳を伏せた。

 とはいえ、いつまでも彼女の膝に寝ていることは出来ない。それはなんとなく……マヤノに怒られる気がしたからだ。


「……さて、何から説明しましょう」
「じゃあ、前提として聞いておきたい」
「はい、何でしょうか」


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