バトー「茅場? 誰だ、そいつは」 草薙素子「バトー、あなた知らないの?」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/01(水) 22:17:33.59 ID:bk/kSGolO
「ちなみに少佐のはどんなスキルだ?」
「私のは地味なものよ」

そう言って少佐はすぅっと背景に溶けた。

「少佐……?」
「ここに居るわ、バトー」

声がする位置は先程から動いていなかった。

「これが私のユニークスキル『光学迷彩』」
「なるほどな……少佐らしい」

光学迷彩。
身体の表面に背景を投影し、姿を消す。
となると。バトーが腕を伸ばすと、やはり。

「実体はあるってわけか」
「ちょっと、どこ触ってるのよ」
「さてな」

もにゅもにゅ感触を堪能してから手を離す。
脊髄から反射する感覚はない。全年齢対象。
ただただ柔らかく心地良かっただけだった。

「なるほど。だいたいわかった」
「何がわかったんだか」
「それで、少佐」
「なによ」
「俺のユニークスキルはどんなのだ?」
「知らないわ」
「なんだ、えらく冷てぇじゃねぇか」
「恐らくは全プレイヤーが潜在的にユニークスキルを持ち得ているのでしょうけど、それを引き出せるかどうかは別問題ということ」
「少佐はどうやって発現したんだ?」

しつこいバトーに少佐は素っ気なく答えた。

「私は煩わしいことを省きたかっただけよ」
「へっ……いかにもだな」

敵のエンカウントをスルーしまくった結果、少佐は光学迷彩を発現したらしい。


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