101: ◆UQ4OyhWusmvf[saga]
2021/09/03(金) 21:36:59.40 ID:b/QURO2F0
約束の時刻、食堂には意外にもほとんどの生徒が集まっていた。
俺には行かない理由が無いから、顔出しも兼ねて来てみたんだが……。
氷川「……結構、集まるもんだな」
椎名「環虹さんは来なかったけどね……」
千々輪「先は悪い、頭に血が上ってしまって……」
雷堂「別にいいって。それよりも、環虹さんはどうするの?」
蟻原「うむうむ。集団生活せざるを得ない今、孤立している方がいるのは困りますな……」
どうやら、最初の話題はここに来ていない生徒……。と言うよりも、姉ちゃんについてらしい。
さっきちらっと小耳に挟んだが、環虹と言う女性は唯一の大人。何でも20代だそうだ。
詳しい事情は知らねえけれど、あの雰囲気もあって話しかけにくいんだろうな……。
大道寺「そこの予備学科の……ええと、君。君さあ、環虹さんを呼んできてくれない?」
氷川「あ、俺っすか。別にいいっすけど」
五条「悪ぃな。頼むわ」
白々しい感謝をありがとう。反抗せずに従順な態度を見せておけば、向こうも俺を少しは信じてくれると思う。
あくまでも、思うだけだけど。環虹がどこにいるかなんて知らないしな。
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