23:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 11:00:12.99 ID:ZFqAWkqR0
広場を抜けても、妖怪は私たちの後ろを追いかけてきていました。
「何ですか、あれ。追いかけてきますよ」
そういうと、サヤさんはさらに叫び声を上げて走ります。
妖怪は雄叫びを上げながらどんどん私たちの後ろに迫ってきていました。
「ギャー、ゴワイヨォ!ギャー、ゴワイヨォ!」
近づくたびに、妖怪は雄叫びを上げます。
心なしか、サヤさんの真似をしてません?
走っていると新たな広場が見えてきたので、私はサヤさんに呼びかけました。
「サヤさん、広場で隠れましょう。隠れればこのおばけも追ってこないかもしれません」
「わがりましたぁ!」
サヤさんは泣きそうになりながら広場へ走ります。
幸いにも、広場は大きなお花畑になっており、隠れるには十分の茂みがありました。
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