13:名無しNIPPER
2021/09/03(金) 20:35:38.07 ID:1GeouWLW0
「どうぞ」
と持ってこられたメロンソーダは、シュワシュワと気泡がたつうえにレモンが飾りのようについており、
秋になり始めた今の季節にはぴったりともいえる、おいしそうな香りがしていました。
「きっとこれは美味しいですよ」
私は本音混じりにサヤさんに言います。
「そうですね」
サヤさんもおいしそうにメロンソーダを見つめていましたが、飲もうとする手はおそるおそるグラスを掴み、少し飲むのを躊躇っているようでした。
「大丈夫ですよ、私のもありますから」
「はは…」
サヤさんは私にか弱い笑みを見せると、ズズッと勢いよくメロンソーダを一口飲みます。
「どうですか?」
と聞くと、
「おいしいです!」
とサヤさんは言うのでした。
それはよかったですね。
その後サヤさんはすっかり気分を取り戻したので、私とサヤさんは次の遊具へと再出発するために喫茶店をあとにしました。
私が飲んだメロンソーダも、普通においしいメロンソーダでした。
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