63: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2021/08/24(火) 21:42:22.79 ID:lF0ws9bq0
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辻野家・あかりの自室
りあむ「ねぇ、あきらちゃん」
あきら「何ですか、りあむサン」
りあむ「ぼくたちはあかりんごを待ってる。2人で。あかりんごの部屋で」
あきら「そうデス。座布団は客間から借りたやつ」
りあむ「あかりんごの部屋のって、普通?りあむちゃんはわかんない」
あきら「普通でしょ。少し広い気がする。姉妹がいたら半分で分けたのかも」
りあむ「あかりんご、編み物好きだっけ?言ってた?」
あきら「クラスの自己紹介で言ってたような」
りあむ「かごにたくさん入ってる。部屋は綺麗なのに、捨てられないのかな?他の物はあんまりない」
あきら「本棚は、ほとんど教科書。雑誌が幾つか」
りあむ「ラーメン雑誌だ、食べ歩きとかしてたのか?いや、食べ歩きするには不便か」
あきら「車とか、ないから」
りあむ「まだJKだもんな。おっ、クリアファイルがあるぞ」
あきら「りあむサン、そういうの怒られるから辞めなよ」
りあむ「どれどれ、袋ラーメンのパッケージだ……これは怒られないな」
あきら「それなら、編み物の山より喜んで見せてくれそう」
りあむ「お土産をコレクションしてるんだな、古いのもあるぞ」
あきら「物産展とかで買ったのかな。あるいは」
りあむ「アンテナショップ、か。あかりんご、前から知ってたのか?」
あきら「そうなのかな」
コンコン
あかり「お待たせしました。千夜さんから冷たいお茶を貰いました」
りあむ「あかりんご、ありがと」
あかり「りあむさん、いつもより声小さいですね」
あきら「一応遠慮してるんデスよ。というか緊張かな」
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