40: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2021/08/24(火) 21:20:04.45 ID:lF0ws9bq0
21
プランにあった道の駅・特設会場のベンチ
看板『山形出身!榊原里美さんによる甘々トークショー!』
あかり「榊原さん、って誰でしょう?」
奏「辻野さん、隣いいかしら」
あかり「奏さん、どうぞ。ソフトクリーム買ったんですね、サクランボ味ですか?」
奏「ええ。アドバイスどおり旬じゃないから加工品にしたわ」
あかり「それがいいんご。今なら、ぶどうとか」
奏「誰か買ってたわね。辻野さんも何か食べるかしら」
あかり「お昼をちゃんと食べたから大丈夫です」
奏「うん、美味しいわ。お昼も満足したわ」
あかり「舌、ピンク、色気……」
奏「どうしたの?」
あかり「そ、そう言えば!榊原里美ちゃんって知ってますか?これからトークショーが始まるみたいですっ」
奏「名前は聞いたことがあるわ。魔法使いと同じ事務所だったかしら」
あかり「あまり人がいないですね」
奏「でも、ゼロじゃない。接触まではしてこない」
あかり「はい?」
奏「辻野さん、ヒミツは守れるかしら」
あかり「ヒミツ?守れると思いますけど……そんなに知りたいわけじゃないです」
奏「もしもの時の切り札。敵を欺くには味方から。持っていて」
あかり「小さな箱、ですね」
奏「開けてちょうだい。私は触らない方がいいの」
あかり「シルバーの丸い……なんでしょう、模様が描いてあります」
奏「退魔の武器。当たっても当たらなくても人以外に効くわ」
あかり「……」
奏「しまって。砂塚さんが来たわ」
あきら「あかり、ぶどうを買ってみた。食べる?」
あかり「はい、ありがとうございますっ」
あきら「奏サン、隣失礼します」
奏「どうぞ。あら、始まりそうよ」
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