2:名無しNIPPER
2021/08/23(月) 01:23:52.99 ID:Uc90J3hWO
結婚の報告を聞いた時は、予想していた時ほど落ち込むことは無かった。いつかはそんな日が来る気がしていたし、自分がその相手になることができないとは思っていた。
ユリちゃんは子どもの頃の僕が早々に気づいていた通り、とても綺麗な女性だった。
周りの男たちもそう言うことに気がつき始めたのは彼女が中学校に入学したあたりで、その頃から彼氏という存在がいない期間は一週間となかった。誰かと付き合っては別れ、また次の誰かとあっという間に付き合っている。その繰り返しだ。
悪女と言われてしまうと、それは否定できないのかもしれない。
実際、同性の友達といるところなんて数えられるほどしか見たことがないし、一方で男と一緒にいるところを隣の家に住んでいるがために見かけて落ち込んだことは数えきれないほどあった。
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