杉元佐一「少し席を外すぞ」アシ?パ「オソマか?」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2021/08/22(日) 21:23:28.06 ID:vpqtKWKGO
「たしかに俺は味噌を好きだが、アシリパさんにとってはあくまでオソマだろ?」
「うっ……」
ずいっと、見れば見るほど排泄物にしか見えない発酵調味料をアシリパさんに近づける。
「それなのに、このオソマを汁物に入れた途端、アシリパさんの食欲は倍増するわけだ」
「うう……杉元の意地悪」
意地悪だろうか。しかし、俺は元軍人だ。
戦場は綺麗事だけでは生き抜けないのだ。
俺は不死身の杉元だ。だから、負けない。
「これは俺にとってはあくまで味噌で、アシリパさんにとってはオソマ。にも関わらず、飯のたびにオソマオソマって催促するのはおかしいと、そうは思わないかい?」
「私は……ただ」
アシリパさんが顔を真っ赤にして、呟いた。
「それが……杉元のオソマだから」
「はい。もうやめようか」
これ以上はいけない。俺は話を打ち切った。
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