【ウマ娘】小さなトレーナーと白い奇跡【みどりのマキバオー 】
1- 20
25: ◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:49:59.91 ID:H/R4DuwY0
翌日、普段通り登校し授業に出席したマックイーンは放課後再び旧校舎へと向かった。誰とも接さず、関わらず。チームメンバーやトレーナーにさえもその真意を話してはいない。話せば確実に止められてしまう。最悪の場合、メジロ家に連れ戻され籠の中の鳥のように過ごさなくてはならないかも知れない。あるいは、家督を継ぐ跡取りの為の縁談を持ちかけられるかも知れない。いずれにせよ、今はまだそのどれも望んではいない。あるのはただ、あの日の約束を果たすという使命感。そして、勝ちたいというウマ娘の本能。それに従うべく、マックイーンは今日もジャージに着替えてトレーニングシューズを履く。

「今日は昨日より少しペースを上げていきますわ。ネズミさん、またタイムをお願いします」

「ちょいと待ちな。客が訪ねて来たみたいだぜ」

「客?」

 ネズミの指差す方へ目を向けると、セグウェイに乗った同じジャージ姿のウマ娘がいた。

「こんなこったろうと思ったぜ、マックイーン」

「ゴールドシップ! どうしてここが?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
76Res/61.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice