【ウマ娘】小さなトレーナーと白い奇跡【みどりのマキバオー 】
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23: ◆Nsqe9nXw7g
2021/08/07(土) 23:47:57.25 ID:H/R4DuwY0
 久しぶりに登校してきた最強のステイヤーと呼ばれるマックイーンが、校門付近で鞄に向かって声を荒げて話しかけている。何とも奇怪な光景だろうか。そんなマックイーンの背後から二人のウマ娘が嬉々としてやってきた。

「わぁー! おはようございますマックイーンさん!」

「ずっと学校来ねーから心配してたぜー!」

 髪をサイドで編み込んだ少女と、帽子を被った長身の少女。チームメイトのスペシャルウィークとゴールドシップである。

「そういや聞いてくれよマックイーン。この間チケゾーが」

「だからたれ蔵もやめろッッッ!!」

「ゴルシッッッ!?」

 振り向き様に放たれたローリングソバット。マックイーンの左足は、重く鈍い音と共にゴールドシップの鳩尾に深くめり込んだ。負傷しているとはいえ、ウマ娘の強靭な脚力から放たれる蹴りの威力が如何許りかは300m離れた花壇まで吹っ飛ばされたゴールドシップを見れば一目瞭然である。

「ゴゴゴゴールドシップさぁぁああん!!」

 派手に吹っ飛ばされたゴールドシップの元へ慌てて向かったスペシャルウィークだが、彼女はまだ知らない。その先では、花壇の管理者にしてこの学園の副会長。女帝エアグルーヴがジョウロを片手に憤怒の形相で待ち受けているということを。


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