47:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:50:20.39 ID:IVNRNWtJ0
──校庭──
私(窓に手を掛けて身を乗り出すと、浮浪者は私の存在に気づいたようで、視線をぐんとこちらに向けた)
48:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:51:32.68 ID:IVNRNWtJ0
浮浪者「つまり天使とは、薬物の塊が服を着て歩いているようなものなんだよ!」
浮浪者「あいつらが空を飛ぶだけで薬物がばら撒かれ、雨風に濡れることによって地上に広く拡散される」
49:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:52:45.88 ID:IVNRNWtJ0
浮浪者「……かつて人類は石油を掘削し、コンピュータを発明し、宇宙の果てを計算した」
浮浪者「近年の人間社会は成熟し尽くした。別の言葉で言えば、もうこれ以上やることがないんだ」
50:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:53:42.51 ID:IVNRNWtJ0
──
私(その晩、私は夢を見た。何もない空間でカエルが一匹座っている)
51:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:54:28.30 ID:IVNRNWtJ0
カエル『ていうか、カエルが生きる意味なんて、とっくの昔に失われているとは思いませんか?』
カエル『だって、カエルとかいう種族がこれ以上頑張ったところで、なんの意義もないんですもの』
52:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:55:19.02 ID:IVNRNWtJ0
私『……』
カエル『人間の皆さんもきっと同じ末路を辿ります』
53:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:56:10.49 ID:IVNRNWtJ0
──半年後──
ザーッ ゴロゴロ…
54:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:57:21.75 ID:IVNRNWtJ0
私「ただ学校に行くだけだからね?」
天使「半日でも離れるのが寂しいんです!」
55:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:58:25.82 ID:IVNRNWtJ0
ガチャ
私(ドアを開けると土砂降りの雨だった)
56:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:59:22.08 ID:IVNRNWtJ0
私『あるところにカエルAとカエルBがいました』
私『Aを熱湯に入れ、Bをゆっくり昇温する冷水に入れたところ』
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