62: ◆3m7fPOKMbo[sage saga]
2021/09/20(月) 16:43:19.05 ID:pdmSh92D0
薫子「公開すべきじゃないんだ。あの子の為にも」
ランジュ「見てもらわなきゃ! あの子の最期の最後なのよ、それを伝えなきゃ…」
薫子「本当にあの子の意志がわかるなら、公開すべきじゃない」
あなた「…穏やかじゃないな」
ランジュ「げ、性悪白ピクミン。なんでこんな所に…」
あなた「おや、彼女の絵のファンだからに決まってるだろ」
ランジュ「かすみ、こんなのに付き合ってたらダメよ。ついでに入部届にサインを…」
薫子「おい、部長。覗き見しようとするんじゃない」
あなた「ちょっとだけでもダメー?」
薫子「ダメ」
あなた「そこをなんとか」
薫子「NO」
あなた「お礼にサングラスコレクションから好きなのあげますから」
薫子「ダメと言ったらダメだ。欲しいのは幾つかあるけど」
ランジュ「そんなに見たいなら…見せてあげるわよ。ちょっとだけカーテンめくるから」
薫子「ランジュ!」
ランジュ「…ファンなら、どう?」
あなた「……なるほど」
あなた「薫子さん、ごめん」
あなた「薫子さんの言う通りだった。見るべきじゃないものを見てしまった」
薫子「君のそれを聞いて安心した。ランジュ、これは公開すべきじゃない。引っ込めるんだ」
ランジュ「………わかったわ」
ランジュ「かすみ、いつでも部室で待ってるわ。無問題ラ、あなたならもっと輝ける!」
かすみ「…行きましょう、先輩」
あなた「ああ」
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