【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】
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71: ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/25(日) 20:37:23.62 ID:kSZaZ/Zr0
一言説明
・会田トレーナー
ナイスネイチャのトレーナー。
同世代の中ではトップクラスとも呼ばれる凄腕のトレーナーにして、世代最優との呼び声も高いコミュニケーター。




「……なるほど、トレーナー室に鍵が」
「そうなの〜。まったく、トレーナーちゃんも一言くれればいいのに」
「張り紙が貼ってあったのでしょう? でしたら、それが一言なのでは?」
「それはそうだけど……」


 ナイスネイチャの居るであろう場所――会田トレーナーのトレーナー室にマヤノトップガンは訪れていた。

 会田トレーナーはちょうど映像資料を確認していたらしく、来客にもスマートに対応した。もっとも、それはマヤノトップガンが此処にしばしば訪れているからでもある。

 皐月賞以来、マヤノトップガンとナイスネイチャは良きライバル関係となっていた。時には競い、時には協力する過程で、トレーナー室を利用することもあった。

 そして往々にして、利用する時間帯には会田トレーナーがそこにいた。生来の気質的に世話をせずにいられない会田トレーナーは、かいがいしく彼女たちの世話を焼いてしまうのだ。

 そんなこともあって、マヤノトップガンから会田トレーナーへの接し方は非常にフランクなものだ。


「ふーん。あのトレーナーさんがねぇ」
「ネイチャ。発言に含みがありますね」
「だって、ねぇ」
「……意味するところは、私にも理解できますが」


 小さく、あのウマ娘馬鹿のことですから、と会田トレーナーが呟いたのが、マヤノトップガンには聞こえた。

 一体自分のトレーナーは外から見て、どのような評価をされているのだろうと一瞬不安になった。


「まぁ、あの人のことでしょうから時期に戻ってきますよ」
「ま、それまではゆっくりしていきな〜」
「ここは貴方の部屋ではありませんよ、ネイチャ」
「でもいいんでしょ?」
「……いいんですけどね」
「というわけでゆっくりとしていきなされ〜」


 なんでだろう、凄い居づらい……。とマヤノトップガンは内心でごちる。むろんだが、逆の状況でナイスネイチャが同じことを考えているなどマヤノトップガンは露にも思っていない。

 ある意味似た者同士であると言えるだろう。だからこそ対等に付き合えるのかもしれない。


「でも会田ちゃんはいーの? 研究の最中なんでしょ?」
「構いませんよ。それに、この研究は――他ならぬ君の研究ですかね、マヤノトップガン」
「え?! マヤの?」
「ええ。皐月賞の時、貴方のトレーナーさんに一つ教えられましたからね。貴方が居れば、より素早く研究が進むというものです」


 その言葉に首をかしげるマヤノトップガン。思い返せば、確かに控室に来るまでに少しディレイがあった。そこで何かを話したのだろう。

 マヤノトップガンが興味を示している。会田はその貪欲ともいえる好奇心に対して思わず笑いを零しながら、マヤノトップガンに向き直った。


「気になりますか?」
「……うん」
「貴方のトレーナーは明言はしなかったものの、こう言ったんですよ。――手腕も大事だが、ウマ娘の気持ちほど大事なものはない、と」
「――あはは、トレーナーちゃんのいいそうなことだ!」
「貴方にとってはそうかもしれませんが、私にとってはそうではありませんでした。だからこそ――今は意思と言うか、気持ちの勉強をしています」
「気持ちの勉強?」
「ネイチャが何をしたら喜ぶか、とか」


 そういうと、ナイスネイチャが慌てて二人の会話に飛び込んできた。


「わ、わ! ちょっとちょっとちょっとぉ! トレーナーさん、それ以上は駄目だってば!」
「おや、何が駄目なんですか? ひょっとして、ネイチャが試合後に求めてくるアレ――」
「――あああああああああぁぁぁぁ?!?!?!」


 がばり。会田トレーナーの口をナイスネイチャが塞ぐ。

 ナイスネイチャの頬はまるでリンゴのように紅潮しており――その様子はまるで、ドラマの中のヒロインのようだ、とマヤノトップガンは思った。

 そして――事実は不明のままだが――マヤノトップガンは二人の関係が”解って”しまった。重ねて言うが、事実は不明のままではあるが。

 なるほどどうして、これは自分は邪魔な存在であると。マヤノトップガンは理解してそっと会田トレーナーの部屋を辞したのだった。


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