【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】
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240: ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/08/04(水) 23:03:24.60 ID:0QYB9Qax0
「それは、一体どういうことだ?」
「何回もれんしゅーして、それでもダメだった。ターボには何かたりないから、どーしてもあの走り方は出来なかった……!」
「何か……」


 考えこむ。

 あの走り方について、俺が知るところは皆無だ。

 そもそも走り方だ。彼女たちウマ娘の走法を、彼女たちの適性をフルで活かしきれるものにチューンアップするのが俺たちの仕事。事実、ツインターボの時もそうしてきた。

 だから、ターボの脚質に合ったものがそのままマヤノの脚質に適合するはずがない。二人は逃げの適正こそ高いが――その運脚には大きな差がある。個人用にチューンアップしたものが他者に合うはずがない。

 だが、ターボはマヤノの走り方が”自身の求めていた理想形”であると言った。

 そんなはずがない。仮にマヤノの中に眠っていた”何か”がターボの走り方をマヤノに刷り込んだとする。どう転んでも、辻褄が合わない。

 ターボとマヤノの走り方は全く異なる以上、マヤノの走り方にターボの走り方が歩み寄る必要がある。その場合、ターボは違和感こそ感じるが、真似という言葉を使うほどに似る可能性はない。

 逆にターボの走り方にマヤノが寄っている場合、確かに真似という言葉は適当だが、そもそもマヤノのペースが乱されて十全な結果を導き出していない。

 つまり、だ。”ターボが違和感を抱くほどに走法が似る”ことと”トレースしたマヤノの走りが十全以上の成果を出す”ことは両立しない。

 つまり。これが両立する、という事は、現実にはあり得ない。……ということは、現実にはあり得ない要素がここにはあって。

 つまり、それは俺だ。


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