60:名無しNIPPER[saga]
2021/08/01(日) 01:55:53.60 ID:jskPmb2G0
桂馬『お前は有無を言わさず僕の後ろについてくる』
桂馬『アレだな、金魚のフンみたいなもんだ』
エルシィ『金魚…フン…』ジワァ
桂馬『フンならマーキングは簡単だろ』
桂馬『お前はバンドで多くの攻略対象と関わっている』
桂馬『勉強の為に図書館によく出向くから栞との遭遇する頻度も高い』
桂馬『他の奴らとも強引ながら接点を作れなくも無い。格好の餌だ』
エルシィ『うー……』
エルシィ『…私がいるせいでにーさまや他の人達が…』
桂馬『大元を辿れば悪魔絡みなんだから大体お前のせいで収束するんだがな』
エルシィ『う〜!うぅぅ…そんな言い方しなくても』ドバババ
桂馬『誰もそうだから責任を取れとか一言も言ってないだろ』
桂馬『今やってるのは反省会じゃなくて単なる情報整理、事実確認だ』
桂馬『確かにお前がもう少し注意してたら未然に防げた事もあったかもしれない。だけど現実にはセーブデータなんて無い』
桂馬『セーブできないなら必要な情報だけロードして後はゴミ箱にでも何にでも捨ておけ』
桂馬『この後それをひっくり返せるだけの挽回をすれば良い』ポンッ
エルシィ『にーさま…』
桂馬『…いいか、話を戻すぞ』
桂馬『要点をまとめると、犯人は僕を殺したい。それもなるべく』
桂馬『これだけだ。他の奴らは舞台の引き立て役になるように殺すなり利用できるだけ利用する』
桂馬『それはさっき言った通りスミレの件で実証済み』
桂馬『偶然にもその条件は今も満たしている』
エルシィ『…あっ』
桂馬『お前も捕まえて人質にしたりできそうだが腐っても悪魔だからな』
桂馬『羽衣でいくらか抵抗できるし最後の手段だが苦肉の策で自爆する事だってできる。できればあまり手を出さず放っておきたいと思っている筈だ』
桂馬『とすると僕以外で狙われてくるのは…』チハッ
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