58:名無しNIPPER[saga]
2021/07/30(金) 04:46:33.32 ID:qIjoAnjR0
桂馬『それだけじゃない。駆け魂を入れていれば、レーダーで僕の位置は分かるようになるだろ?』
エルシィ『え?あー、確かに』
桂馬『お前はずっとその動きを見張ってろ』
桂馬『歩美を避難させたら僕の所へ急いで来るんだ』
エルシィ『それでにーさまを助けてトンズラすればいい訳ですね!』
エルシィ『……でもどうやって?』
桂馬『これを使え』スッ
エルシィ『これってさっきのナイフ…』
桂馬『1つくすねておいた。何か役に立ちそうだったからな』
エルシィ『あの〜、それでこれで何を?』
桂馬『…ここから先は完全に僕の勘頼みだ』
桂馬『憶測でしかないけどとりあえず聞けよ』
桂馬『まず相手の第一標的は9割方僕だ』
エルシィ『なんでそこまで言い切れるんですか?』
桂馬『あれからよく考えたけど…やっぱり最初僕を殺そうとした時から違和感があった』
桂馬『エルシィ、あいつはお前より強いんだろ?』
エルシィ『え、ああ…はい』
桂馬『もしお前も狙いなら…』
桂馬『あの時真っ先に追いかけて僕達を消していたと思う』
エルシィ『それは…アレじゃないですかね』
エルシィ『スミレさんの死体を消して隠蔽してたとか…』
桂馬『ぶっちゃけ目撃者でもある僕達見逃してまでするべき事か?それ…』
エルシィ『うーん…まぁ、確かに』
桂馬『僕はこの時点では奴に殺す必要性が無かったのかそもそも何らかの理由で僕達を殺せなかったのかと考えていた』
桂馬『そしてこれはさっきの状況にも当てはまっている』
桂馬『エルシィ、もう1度ちひろが死ぬまでの流れを教えてくれ』
エルシィ『え、えっと…バンドの練習を一区切りつけて…トイレ休憩挟んだんです』
エルシィ『それでちひろさんがお手洗いに行ったんですけどそれっきり帰ってこなくて…』
エルシィ『歩美さんが不安になって見に行くから待ってろって…まぁ待ったんですけど』
エルシィ『しばらくして叫び声が聞こえて、慌てて駆けつけたら…』
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