【シャニマス】P「よし、楽しく……」-L'Antica編-【分岐有】
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92: ◆bXCm/le03U[saga]
2021/10/03(日) 01:19:43.72 ID:dAXGKB/G0
球技大会終了後。

〜中庭〜

P「……お、また伸びてる」

P(恋鐘のゲリラライブは無事終了し大成功を収めた)

P(サビの直前でコケかけた時には肝を冷やしたが……)

P(一番乗りでゲリラを仕掛けたせいか、チャンネルの登録者数も再生数もうなぎのぼりという感じだ)

P(ライブ後は、個人的には恋鐘の周りに人だかりができることを気にしていたんだけど)

P(周りの生徒たちは圧倒されていて、群がることすら忘れているようだった)

P(正気を取り戻す前に恋鐘には隠れてもらったが、あれは正解だったな)

P(はづきさんが用意してくれた小会議室にしばらくの間こもって、ライブの振り返りなどをした)

P(振り返りと言っても、感極まった恋鐘の紡ぐ言葉の数々に耳を傾けていた時間がほとんどだったけど)

P「まあ、それでいいんだろうな」

P(それで、俺はというと、その後に自分の出る種目で適当に過ごして、今はこうして中庭で恋鐘のチャンネルの動向を観察している)

P(裏方であることを実感するな、これは)

P「ははっ……性に合ってる、か」

P(そうなのかもしれない)

咲耶「やあ」

P「お、咲耶か」

咲耶「こんなところでどうしたんだい?」

P「恋鐘のチャンネルの様子をちょっと……な」

咲耶「なるほど……フフ」

P「どうした?」

咲耶「いや、こういう言い方もなんだけど、見るまでもないんじゃないかと思ってね」

咲耶「彼女のあのパフォーマンスを見たら、誰だってまた見たくなる。自ずとチャンネルも伸びるというものさ」

P「ま、まあ、そうなのかもしれないが」

P(そういえば、咲耶は競技中に仕込みの生徒たち――おそらく親衛隊だ――と一緒にダンスをしていたらしいな)

P(していた“らしい”というのは、それが恋鐘とはづきさんとの3人で小会議室にいる間に行われたようだからだ)

P「その、すまん。実は、咲耶のパフォーマンスを見れていないんだ」

咲耶「そうなのかい? それは残念だ……自分で言うのもなんだけど、かなりうまくいったんじゃないかと思うよ」

P「ああ、それは評判を聞く限り、間違いないんだろう」


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