【シャニマス】P「よし、楽しく……」-L'Antica編-【分岐有】
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◆bXCm/le03U
[saga]
2022/10/11(火) 01:31:26.98 ID:1IRGnGGk0
体育祭終了後。
〜小会議室〜
P(体育祭が完全に終了した後、俺と恋鐘と、それからはづきさんの3人で、反省会をしていた)
P(体育祭というイベントを通じてアピールをしたW.I.N.G.エントリー者は恋鐘以外にもいる)
P(特に、やはりというか、白瀬咲耶が強力なライバルだ)
P(俺たちは陣営が弱小な以上、どうしても奇襲のようなやり方に頼ってしまう)
P(技術と演出力でカバーしているつもりだが、それに限界がないわけじゃない)
P(咲耶たちは陣営の大きさを活かして、各競技での振舞いそのものをアピールにしてしまうというやり方をとっていた――)
P(――集団競技では競技そのものを半ば放置して咲耶を中心とする騎馬や隊列を魅せるといった具合に、だ)
P(パフォーマンス後はきちんと競技に戻っているとはいえ、咲耶陣営はその後で生徒部に叱られている)
P(しかし、その叱咤など些事だ。この学校のアイドルイベント・大会は、その程度のことで揺るぐほどお遊びではない)
P(マンモス校で、しかもマジョリティである生徒が主体・味方となって推し進められるものなのだ)
P(むしろ炎上商法としては成功していると言っていい)
P(規模と回数――この2点において、俺たちは負けた。これは事実だ)
P(もちろん、ファンの反応が重要だから、その負けが決定打とはならない――と信じたい――が)
P「ひとまず、今回も審査を通過できるくらいの位置にはいると思いますが……」
はづき「絶対的にはそうなんですけど、相対的にはどうしても咲耶さんが手ごわいですね〜」
恋鐘「うう〜、やっぱうちん予想は的中しとったばい」
P「……」
P(俺は、咲耶がW.I.N.G.エントリーを決めたその時の出来事を思い出す)
P『あ、そうだな。紹介するよ。俺と同じ学年・クラスの月岡恋鐘だ。この前、九州からここに引っ越してきたんだと』
P『恋鐘、1年生の白瀬咲耶だ。もしかしたらもう知っt――』
恋鐘『――ばりかっこよか……』
恋鐘『実際に見ると圧倒されるばい……やっぱり、噂どおりやった』
P『転校生でも知ってるとは……さすがだな、咲耶』
咲耶『フフ、それほどでもないさ』
恋鐘『W.I.N.G.に出られたら絶対に手ごわかライバルになるって踏んでたんよ』
咲耶『私は、別にまだエントリーすると決めたわけじゃ……』
恋鐘『あ、そうと? それなら安心やね』
恋鐘『Pに無事優勝するうちん姿ば見せられるばい』
咲耶『……今、Pに、と言ったかな?』
恋鐘『そうよ? Pはうちの大事なファン1号やし、Pのために頑張る言うても過言やなかばい!』
恋鐘『それに……頑張るうちば見て、きっと……』
恋鐘『……えへへ』
咲耶『……。……P』
P『どうした?』
咲耶『W.I.N.G.優勝……目指そうと思う』
恋鐘『えぇぇ〜〜!?』
P『突然だな……なんでまた』
咲耶『それをアナタが聞くのかい? いや、私がW.I.N.G.優勝を志す意味を気づかせてこそ、か……』
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